
From 宇部和真
これからビジネスを持つ人も、すでにビジネスを持っている人にも“これだけは覚えておいて損はない”ということを話したいと思います。
まず、ビジネス=どれだけの人を喜ばせたのか?助けたのか?があなたが手に入れることができる報酬です。
このことを理解した上で、どのようにビジネスを作っていけば良いのか、について解説します。
1、好きで夢中になれることを見つける
ビジネスをして報酬を得るためには、まず、その分野を選ばなければいけませんよね。
それには、自分の大好きなことを選ぶ必要があります。自分の好きなことでなかったら、たとえビジネスを立ち上げても長続きしないからです。
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自分の好きな分野がわかったら、その分野で成功している人を探します。
2、そのビジネスで成功に必要なことは全て学ぶ
自分が好きで夢中になれる分野が見つかったら、その分野で活躍している人を探して、その人から仕事のやり方を学ぶことです。
僕の場合は、コンサルタントでした。「自分にしかできないことをシゴトにしたい」と思っていたので、それができるコンサルタントで成功している人を探す必要があったのです。
1つのビジネスを成功させるのには、学ぶべきこと、やるべきことが無数にあります。
成功するためには、それを全部学ばなければならないのです。
そのうち80%を学んでも平均的な成功しかできません。野球選手も、10回の打席のうち、3回ヒットを打つ人間は2回ヒットを打つ人の20、30倍稼いでいます。たった1回の差は大きな差を生み出すのです。
ですから、中途半端な準備では成功は不可能。
僕が、コンサルティングスキルを身につけられたのは、教わったと言うよりも実践したと言う方が正しいです。
自ら学び、学んだことを実践して何度も訓練したことが大きかったと思います。
多くの人が「教えてもらえばうまくいく」と考えがちですが、実は「教えてもらう」という、そのマインドこそが「成功できない人の特徴」だったりもします。
教えてくれると思ったら、それは大間違いです。
なぜかと言うと、人間は、教わったことってほとんど忘れますが、自分で見出したことって忘れないからです。つまり、自分が考えたことをやってみて、その上で「あなただったらどうしますか?」というように、行動した結果に対してアドバイスをもらうのです。
そうすることで、自分で考えて行動するというマインドが生まれ、自分で見出したことは記憶に定着するので、行動した結果に対してアドバイスをもらうことを徹底的に意識していけば、もっと早くその分野で成功できます。
3、小さくスタート、短期間で大きくしない
スタートはできるだけ小さくするようにする。
たとえば、独立起業を目指されている方であれば、勤めている会社をすぐに辞めてしまったり、いきなり大きなお店を始めたり、できるだけリスクは犯さない方が良いのです。
小さくスタートしていれば、失敗しても損失は限りなく小さいですし、また準備してやり直すことができますよね。
また、うまく行きだしたからといって、急に拡大しないことです。急拡大すると、大きなひずみができます。
「でも、うまくいっているうちに一気に大きくすれば、稼ぐチャンスなのでは?」
そう思われる方もいるかもしれません。私の考えではチャンスは無限にあるという考えです。
開いたドアは少しの間だけ開いて閉じてしまうことはないと言う意味で、正しいことをやっていれば、ドアは自動的に自分の目の前に現れて開いてくれます。
たとえば、自分の商品が急にヒットしたとします。
つくってもつくっても、注文に追いつかない状況になったとします。
今こそ事業を大きくするチャンス、・・・とばかり、借り入れを起こして、人を雇ったり、高額な顧客管理システムを参入したり・・・。ですが、全てが完成した頃には、ブームは去ってしまい、残ったのは、最新の設備と余剰人員だけということになるのです。
急成長しても、少しずつ大きくしていった方が良いのです。さばき切れないほどの受注は断るぐらいがちょうど良い。
そうやって物事を少しずつグレードアップさせた方が、ブームも長続きしたりするものです。
4、マニュアルをつくる
ビジネスをスタートしたら、うまくいったことを全て記録に残します。
ある程度の売上が作れたら、その結果をつくり出すまでに行った全てのプロセスをマニュアル化するのです。
マニュアルというのは、結果を出すための基本的なプロセスであり、ビジネスを続けていくための基礎になります。
ほとんどの起業家が、このプロセスをまとめたマニュアル化をしていません。
うまくいったときは、なんでそれがうまくいったのか?売上が好調だったときは、なんで売上が伸びたのか?を理解していないので、同じことを再現しようと思っても再現できないのです。
その結果、いつも新しいことに手を出し過ぎて、気付いた時にはうまくいかないことの方が大きくなって行き、ビジネスを続けることが難しいという現実にたどり着いてしまいます。
マクドナルド社のように「20年歴の社員があげたフライドポテト」と「高校生があげたフライドポテト」の味の違いがほとんどない、誰がやっても同じ味を再現できるといったマニュアルがあれば、それはビジネスを続けるための財産になります。
5、自分がいなくても回るシステムをつくる
マニュアルをつくった後は、それを誰が管理してもうまくいくようにシステム化することです。
システムとは何かというと、新しいお客さんが来た時に、お申し込みからお客さん対応をすることだったり、入金の管理をネットバンクですぐに確認できるようにしたり、契約書を発行する際には弁護士先生に文責をもらうなど、・・・
これら一連の流れを、自分がやらなくても良いことは、他の誰かができるようにしておくのです。
マクドナルドのフライドポテトの話のように、社員であろが高校生であろうが、誰がやっても同じ味のフライドポテトが出来上がる。このようなマニュアルを作ったら、自分がやらなくて良いことはどんどん人に任せた方が、結果、自分が本当に好きで夢中になれることにのめり込めます。
システムとは、自分がいなくても事業が回る仕組みのことです。
たとえば僕の場合だと、僕の秘書になった人は、僕がやってきたシゴトの流れをすべてマニュアル化してあり、目の前で僕がやっているシゴトの全てが見える状態にしています。これだけでシステム化ができていますが、さらにメリットがあるとすれば、秘書などで関わってくれる人は、自分で独立して食べていけるだけのシゴトができるスキルが身につきます。
僕のシゴトを秘書にやって見せながら、部分的にでもシゴトを任せることで僕の秘書になった人は、知らない間に女性起業家になってしまうのです。(これまで秘書になった3名は、その後、全員が女性起業家になりました。)
関わってくれる人を知らない間に起業家として独立させるのは、なかなかできる人は少ないかなと思いますが^^;
まとめ
いかがでしたでしょうか?これからビジネスを持たれる方も、すでにビジネスを持っている方も、まだまだ抜け落ちている部分があると思います。
この「ビジネス成功の5原則」を守りながらシゴトをして、たくさんのお客さんを喜ばせたり、助けることが、起業家として長く幸せに生きるためには必要不可欠です。